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首都のタリンはもちろん、エストニアにはカフェが多い。そして、驚くのはそのコーヒーのおいしさ!深炒りの濃厚な味わいで、香りも豊か。何故エストニアのコーヒーはこんなにおいしいのだろう。関係者に聞いたところ「これはあくまでも推測だが」と前置きしたうえで説明してくれたのが「イタリア商人接待説」。19世紀、エストニアの良質の革やリネン、ニット、家具の買い付けのため、イタリア商人が大勢タリンを訪れた。そのとき商人を接待するためイタリアン・コーヒーを淹れたのがきっかけではないか、というものだ。イタリア伝来か、はたまた別のルートからもたらされたものか。いずれにしてもエストニアで飲むコーヒーは、その雰囲気のある街の景色も加わって、“味”のある一杯になる。
   
● リキュール入りコーヒーは古(いにしえ)のタリンの香り
エストニアでコーヒーを飲むときによく使われるのが「バナ・タリン」というリキュール。100年以上の歴史を持つもので、ラムベースにバニラ、シナモン、ジトラスなどをブレンドした風味が特徴だ。コーヒーを飲むときに数滴加えると、香りがふわっと広がる。クリームを加えた姉妹品「バナ・タリン・クリーム」もあり、こちらはまろやかさとコクが加わって女性にも人気だとか。ちなみに「バナ・タリン」の “バナ”とは“オールド”の意味。ぜひ美しい町並みを眺めながら飲んでみたい。
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